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カセットテープ1曲目の打席数の多さは異常

2010年04月27日 23:34

2009年  矢沢永吉 × 氷室京介 × 甲本ヒロト × 真島昌利
が同じステージ上で共演した事が大きな話題となった

yazawahimurokoumoto.jpg
(2009年9月19日、矢沢永吉東京ドームLIVE)


このカリスマ達の奇跡のセッションは多くのメディアに取り上げられ、ご存知の方も多いだろう。

だが、奇しくもこのわずか3日後に行われたもう一人の80年代カリスマによるあるセッションがあった事を
皆さんはご存知だろうか?


さきほどの4人に共通している点は、メディア露出を抑える事によって発生するある種のカリスマ性である。
一方GACKTのように音楽活動以外のメディア露出を積極的に行い、音楽活動に弾みをつけるものもいる。
この男はロックミュージシャンながらナベプロ所属もあって、その分岐点で右往左往した経緯がある。


「クイズ番組なんかでチンポン!なんてやってる大人だけになりたくない」

そう言っていた彼は10年の時を経て、金スマにて無人島生活を行っっていた。
そして遂には40半ばにして仮面ライダーの配役を射止めていらした。

jinbarukick.jpg


当時の氏の発言を1.21ジゴワットはこちらでなんとかしますので、デロリアンを使って
30代のどこかで大きな舵取りが行われることを当人同士でよく話しあってもらいたい。



そう、この日は、吉川晃司×氣志團という
共にNHK出禁同士の奇跡の対バンが一夜限り実現されていたのだ。

過去、2002年に行われた濃密すぎる対談をこのブログでも取り上げたが、時を経て遂に共演となったのだ。
綾小路 翔 X 吉川晃司 対談


対バン形式の為、相手側の曲を歌うのが許されるたった一曲。
そこで彼らが選んだ曲は、「モニカ」でも「BE MY BABY」でも「恋をとめないで」でもない
COMPLEX時代の「PRETTY DOLL」を選曲したのだ。
この選曲に思わず私は唸りと同時にニヤついてしまった。






免許取り立ての布袋がポルシェ911で高速を疾走している時に、COMPLEXの楽曲のほほとんどのメロディーが出来たと言っているように、非常に疾走感あふれる曲である。

まず言っておきたいが、今も昔も私はこの曲が名曲だとも駄作とも思わない。
だが、いくら脳がボケようとも脳裏からは一生消えない曲となっているのだ。


思い出してほいしい。
BOOWYという支柱をなくし、支持基盤を無くし溢れかえった多くの無党派層に
突如現れた超党派がCOMPLEXだったのだ。

実は同期デビューとなるB'zが、同じロックユニットであるCOMPLEXのライブを2人で観に行き
「圧倒されました・・。あのまま活動されていたら、俺たちは何もできなかったですよ」
と後に評している

その彼らのファーストアルバムの1曲目がこのPRETTY DOLLなのである。
会派の異なる違う2人による超党派が何をアピールするのか・・
多くの無党派層にとってこのPRETTY DOLLは彼らの向かうべき道を示す
まさにマニフェストであったのだ。


今のよう幾千もの楽曲を取り込み、好きな曲番だけをチョイスできた時代ではない。
カセットテープに録音とはまさに刺青。駄作であれ間違い漢字の刺青する外人同様、
一生をそれと共に過ごすこととなるのだ。

特に、A面1曲目の先頭打者の打席数は異常。
一時停止があるから結局聴く回数は同じでは?と思われそうだが、それは机上の空論。


A面先頭から再生中 → 寝落ち → 自動反転 →A面先頭から・・・
という無限ルーチン地獄を80年代を生きた人間は誰もが経験しているのである。

結論はこうである。

カセットテープ時代に録音したアルバムの一曲目は、
名曲駄作に関わらず未だ脳裏にこびりついている





近年、いろんな切り口のコンピレーションアルバム(複数のアーティストの楽曲を特定の方針に基づいて編集したアルバム)
が存在するがアルバム1曲目を集めた切り口は見た覚えがない。
この時代のジャンル問わずのアルバム聴き漁り度は尋常じゃないから、結構需要あると思うんですけどね。
こんなコンピ出たら買ってしまいますね。



1、ムーンライト・ストーリー / プリンセス・プリンセス(LOVERS)
2、Dreamin' /BOØWY( BOØWY)
3、未来は僕等の手の中/ THE BLUE HEARTS (THE BLUE HEARTS )
4,うれしい!たのしい!大好き! /ドリカム(LOVE GOES ON・・・)
5,リフレインが叫んでる/ 松任谷由実(Delight Slight Light KISS)
6,LITTLE WING / リンドバーグ(LINDBERG III)
7,PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)/ X JAPAN(BLUE BLOOD)
8,PRETTY DOLL /COMPLEX(COMPLEX)
9,僕はこの瞳で嘘をつく /CHAGE&ASKA(TREE)
10,Wonderful Opportunity /B'z(IN THE LIFE)

 
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お昼のTVに黒い花火が打ち上がった日

2010年04月23日 22:41

1年以上前になるが、テレビのキーワード自動録画で「千原ジュニア」と登録していたところ
我が目を疑うような番組が放り込まれていた。

それは2008年に放送された「千原兄弟の夜明け」(テレビ東京)という番組で
土曜のお昼という普段なら絶対に見逃していた時間帯での放送であった。

これを視聴してからだいぶ月日が経ったのだが、google検索してみても
未だこの番組の衝撃度を語った視聴者の声は見受けられない。

テレビ東京がお昼に打ち上げたドス黒い花火を後世に残さねばという使命感を感じた。





番組冒頭で収録直後と見られる千原兄弟がこう切り出すところからスタートする

「みなさま・・昼下がり・・いかがお過ごしですか?
苦情とかたくさんあると思いますが、全て小沢仁志が持ちますんで

千原兄弟の夜明け



この番組は無趣味なジュニアにキャンプの素晴らしさを哀川翔流の
ちょっとワイルドなテイストで味わってもらおうという趣旨である。
実際カブトムシを取ったり、カレーを作ったりと台本にあったであろうお昼向けの流れもいくつか見受けられた。
しかし2つの大きな誤算がお昼向けの番組を実録ドキュメントへと変えていったのだ。


・ひとつは番組開始の朝6時から酒を要求する演者がいて、結果全員が朝から飲んでいたこと

・もうひとつはその演者は、全盛期の光GENJI諸星に廊下のすれ違いでの手が触れたとの理由で
背後から長渕キックからの顔面踏み付けというジャニ狩りを行った
北高の前川新吾ごと、小沢仁志のバッドキャスティングにつきる

sake3.jpg


番組冒頭から事態は動き出す

バイクでやってきた3人(哀川翔、小沢仁志、中野英雄)は千原兄弟に
キャンプ地までの移動は各自バイクで移動と告げる。

ここで過去バイク事故で生死をさ迷ったジュニアが「いやいやいや~(汗」と当然拒絶反応を示す。
マネージャーじゃなくともジュニアの共演NGはバイクだと誰もが知るとこである。 
人間の根本に関わるトラウマである。通常は人はそれを何十年もかけてゆっくと解きほぐすものだ。が・・


哀川  「(ジュニアを指差し) バイク運転できる?」
ジュニア「 いや・・・ ご存知かどうかわからないですけど、過去死にかけてるんで・・」
哀川  「 じゃあ、大丈夫ね 」

全く成り立たない会話が成立である(笑)
後の別番組で語っていたが、それまで本当に一度もバイクとは無縁の生活を送っていたそうで、
これをキッカケにまたバイク熱が灯ったとも言っていた。


cancan9.jpg
(自動車扱いのトライクという乗り物でヘルメットは不要)


キャンプ地に入りいざこれからとなると、異例の警告が映し出された

tihara00220320.jpg

この警告文は放送中サブリミナルのように、何回も差し込まれる事になる。
よく読んで欲しい・・・。 刺激的な内容が随所に登場するのだ(笑)




まずは楽しくスイカ割りでもしようと一同を引き連れるアニキ

suika56.jpg


「!!?」


繰返すがこれはド深夜の放送ではない。Vシネをキャプった訳でもない。
家族で食卓を囲む土曜の昼下がりの放送である。
こんな絵面をバラエティーでみたことがあるだろうか?(笑)


刀の切れ味がどうみても模擬刀には見えない事とかもはやどうでもいい。
ほろ酔い状態の大人たちが食す事を目的としない、ご遊戯会で戯れておられるのだ。


suika77.jpg

スイカ割りの一般常識を覆す予想のさらなるナナメウエを行く展開
まさかの水平切りである

ほろ酔いの状態で何回転もさせられた水平感覚を失った大人達が目隠しして
日本刀を水平に振り抜くことのどこに安全性を確保したのか是非問うてみたい


222014557811_2.jpg

その後、どこの紛争地かと思わせる激しい銃撃戦を繰り広げられるのだが
人を弾くという狂気の沙汰は、ここまで人を悪魔的な笑みへと造形させてしまうのかと
恐怖さえ覚える。

今一度思い返して欲しい。これはキャンプ番組だと・・


運動も一段落し晩飯のために川で魚の素手掴みに全員で挑戦する事となった。
強面の男たちもここでは無邪気な表情に代わり、子供のように
川遊びにはしゃぐ姿が映し出される。
やっとキャンプの楽しさを伝えるという本来の状態へと戻ったのだ。

しかし、それもつかの間なかなか魚をつかめない状況にイラついた小沢が
場を一瞬で凍らす驚愕の一言を発する

nakano221721486.jpg

「XXXXXXX 持って来い XXXXXを」

この冒険しすぎな番組で、唯一入ったピー音(自主規制)であった

魚がなかなか素手で取れなく、ひどくイラついて放ったこの言葉は
多くの人が小沢のイメージも相まって

チャカ(拳銃) もってこい チャカ(拳銃)を」

と、思っただろう


だがこれは違う!

理由はいろいろあるが、一番はこれを言われた直後の
今まで笑顔満遍ではしゃいでいた後輩である中野の
まるで向こう10年の転勤を言い渡されたかのようなこの表情の一変ぶりにつきる(笑)
これは演技ではできない、瞬時に凍りつく表情とはこの事を指す。


nakano1486.jpg(・・・絶句)

「チャカ持って来い!」はジョークだし、「おいおい・・」と苦笑いとなるはずだ。
これは仮にジョークで言ったとしても、言葉と表情を一瞬で奪う全く笑えないことを言ったに違いないのだ。

そう、周りは凍りついたその驚愕の発言は



シャブ(覚せい剤)  持って来い  シャブ(覚醒剤) を」

で間違いないだろう

言われてピンとこない皆さんが正しい(笑)
なにか実話ナックルズ系の雑誌で覚醒剤を水に溶かすと魚が溺れるみたいな記事を読んだことがある。
根拠はないがこれぐらいの事を言ってないと中野のこの表情は説明できないのだ。



ここまで小沢氏が元凶のように書き連ねたが、この惨劇は実は双截龍(ダブルドラゴン)の暴走が生んだ悲劇。
夜になりアルコールと何かが覚醒し、本当の龍を目覚めさせてしまう。
この展開はボンタン狩りを遠目であざ笑っていた敏光が急遽参戦してきた城東高校ぐらいもう歯止めが効かなかない状態なのだ。


夜になり哀川氏が「野球でもしようか?(ろれつが回っていない)」と言い出す。
スタッフも聞いてなかった話のようで、夜中の明かりの無い川辺で野球?と
一同困惑した表情となる。


ここから動画が一切無くなり、千原兄弟の絶叫と悲鳴が入り混じる音声でのリアクションだけが流れる。

kyakyu2003463226.jpgyakyu3472602.jpg


音声から察するに最初はロケット花火を打者に向けて放ち、それを水平打ち返して遊んでいたようだ。
人に向けて発射してはダメとは注意書きの一番最初に記述されており、8歳児でも知ってそうだが、
なぜこれをテレビの前でやろうと思ったかは知る由もない(笑)
最後に唯一映し出された動画は八つ墓村状態で何があったかは想像するしかないが、
バッドを振りかざした哀川氏の目がチチノカタキぐらい恐ろしく据わっていたことだけ伝えておく。

yakyu
(「わ・・わざとちゃいますってぇ!」と言いながら本気で逃げ惑うジュニアを泥酔の哀川が追っかける)



悪夢のようなご遊戯会も終わり、最後はトークで締めとなったのだが、
編集部分の多さに疲れたのか、番組側がまさかの責任放棄にでる。

last03507337.jpg

ここからまさかの哀川/小沢流グータンヌーボー
「役者は上(先輩俳優)にナメられたらおしまい」というお昼のTPOを全く無視したトークテーマとなり、
ナメられない為に内田裕也は必ず毎回現場に金属バッドをガラガラと引きずってやってくるや
中野は一世風靡の先輩で殴ってないのは翔さんだけなど
たぶん家でゴロ寝していたであろう多くの視聴者を叩き起すような夜空に黒い黒い花火をいくつも繰り広げ
この番組は幕を閉じたのだ。

冒頭の「苦情は小沢仁志まで」が効いたのか、以後、新聞の投書、BPO(放送倫理・番組向上機構)、
そしてネット上でもこの放送に関した苦情を今まで見た事がない。
近年のテレビ番組で相当ぶっこんだ内容ながらいろいろ注釈を入れながらだったが放送へと押し切った
テレ東の勝利といえるのではないだろうか。


ただ「また来年もやろうね」のアニキの締めから一年以上経つが、未だ続編の放送は今日まで確認されていない。

倦怠期です

2010年04月20日 22:08

昨日、スマステーションの「懐かしの90年代洋楽 ベストヒット特集」をみていた。
洋楽にウトい私でも耳覚えのあるものばかりで、そんな数ある名曲の中で一位に選ばれたのが、

MC ハマーの 「U Can't Touch This」(1990年) だった。


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(スマステーション(テレビ朝日) 2010年4月17日放送分)

多くの視聴者は当時の流行とともに懐かしくバブルを思い出させていたんだとと思う。
しかしながら私の脳にはそれとは違う、なにかノイズのようなものがちらついてしかたなかった

なにか・・こう・・
  忘れかけている・・

北野井子(ビートたけし娘)のプロデュースがYOSHIKIであった事・・

河村隆一がプロデュースする際は、RKじゃなくてЯKとなる事・・

のようなインパクトがありながら一瞬で消滅したなにかが・・



それは圧倒的な存在感のサビのフレームを繰り返す事で思い返された


Can't Touch This(キャン・タッチ・ディス)

この早口なワンフレーズは日本人にはさまざまに聞こえたはずだ
通常の許されるソラミミ範囲は「ケンタッキーです」までだろう
そして「ケンタッキーです」で笑わせる事ができるのはせいぜい年齢ヒトケタまで。

所詮、そら耳が持つポテンシャルには限界があるのだ。
だが、そんな常識を覆した革命児を思い出したのだ!




MCコミヤ 倦怠期(ケンタイキ)です

kentaiki.jpg




斬新すぎる・・

斬新すぎるよ・・・その言葉のチョイス・・


正直サビ以外のラップの部分の替え歌なんて1ミリも記憶に残っていないし、そこを聴くことに全く意味をなさない

曲冒頭の

ダーララー♪ ダラ♪ ダラ♪ 倦怠期(ケンタイキ)です!


この怒鳴りが全てなのだ
オリジナルを冷静にどう聴いても「ケンタイキ」とは聴こえないこじつけなのである。
しかしながら人間関係がお互いに飽きて嫌になる時期を指す「倦怠期」という
相当限られた状況下で使われるこの言葉と全くマッチしない曲調が
最高のオモシロさを奏でるのだ。


これはまるでウイグル獄長の必殺奥義
蒙古覇極道(もうこはきょくどう)にみる
言葉のまやかしと酷似

houkokohan.gif


荒々しいその奥義名に圧巻されていたが
大人になり冷静な目で読み返すと
ただのショルダータックルと気づく



そう、全くそら耳になっていないのに言葉のインパクトで全てをねじ込んでいる
その証拠にこのCDのカップリング曲はまさかの放り込み

「遣唐使(ケントウシ)です!」(笑)


「アラレ!あの人とプロレスごっこして来なさい!」級の
言葉と裏腹な大人の冷静な皮算用を感じてしまう

終盤にさしかかると「変声期です」と代わり、もはや大喜利ソングと成り果て
小宮氏の背後に相当腕のある作家の影がチラついてしょうがない。

現在の小宮氏は芸能活動から離れ宣教師(牧師)となっており、
「遣唐使です!」もあながち間違っていない。



その後、わずか数カ月で疾風のように人々の記憶から消え去った訳だが、
数十年経ち「TBS オールスター感謝祭」の問題にて
「バブル当時に一世風靡したこの曲を歌っているのはどちら?」というハマー or コミヤの映像二択問題で、
まさかの7人もがMCコミヤを選択するという奇跡が起きたのもこのインパクトのデカさゆえだろう。


それにしても曲再生わずか10秒でこれだけ爆笑をかっさらえるソングを私は未だ他に知らない





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