2006年11月30日 20:50
の問いに
松本人志は「駄作は一切無い」と濁しつつも、このコントをあげた

「キャシィ塚本」
松本が演じる四万十川料理学校の講師キャシィ塚本の数々の奇奇怪怪な発言は、
台本無しのその場の思いつきであったという。
松本の言葉に乗っかる訳ではないが、確かにこのコントの切れ味は他のものとは違っていた。
ハイテンションで軽快に料理を作っているのかと思えば、急に落ち込み、そこで発する言葉は思い付きとは思えぬ完成度であった。
(豚肉を見つめながら・・)
「子供の頃、オマエの母ちゃん、ブターっていじめられたこともあるの…
まぁ実際ブタに育てられてたんだけど・・
そして今日用意した豚肉が… 」
今田「先生、先生!!」
(急に落ち込んで)
「ちょうど五年前なのね、レイプされたの・・・
それを思い出しちゃってね、あの頃は滅茶苦茶だったわ・・」
(気を使いながらそんな事は忘れて作りましょうと言う今田に)
「そうね!今日はがんばって7人分作るわよ~♪
ちょうど私を犯した人数よ」
(番組に遅刻しそうになった理由を聞くと・)
キャシィ「縛られてたのよね・・
まぁ縛ってって言ったのは私なんだけどね・・」
「今思い出しただけでも、半笑いになってしまうわ・・」
(スタミナ料理を調理中に・・)
キャシィ「あの人にも食べさせてあげたかったなぁ・・」
キャシィ「昨日別れちゃったの。。彼氏と・・あ、ごめんなさい・・料理番組なのにでこんな話しちゃって」
今田「いいんですよ、普段の先生が見れるってのもこの番組の魅力なんですから」
キャシィ「夜電話がかかってきて・・来て欲しいって。ホテルまで行ったの私・・」
キャシィ「そしたらドアを開けるなり、チェンジだって言われてね・・」
キャシィ「もっと若いのいねーのかって・・」
(懐妊してもう胎動があるという話かと思いきや・・)
「どうやらあたし・・・、出来たらしいの。動くのよ♪
ウィーンウィーンってね。
電池切れたら止まると思うんだけど・・・・・」
(キャシィ登場)
キャシィ『あんた達いい加減にしなさいよ!嫌がらせしたでしょ!』
今田『してないですよ先生』
キャシィ『入ってくるときにね、水の入ったペットボトル置いてたでしょ!』
今田『先生に対してじゃないですよ』
キャシィ『怖くて入れないじゃないのよ!!』
日曜8時という時間帯でデープな下ネタ中心であったり、食べ物を窓から投げ捨てるなど、いろんな意味で放送コード限界だったと思われるこのコントですが、今の子供達はエンタの神様や笑いの金メダルを観ている事を考えると、世代的な優越感を少し感じてしまいます。
コメント
PON | URL | SFo5/nok
初めてコメントします。
私、マスターオブライフというしがない
ブログを書いております、PON(ぽん)と
申します。ある日ふと思いついて
「キャシー塚本」で検索したところ流れ着いて
しまいました。
御ブログに惚れました。突然ですが、
リンクさせていただけませんでしょうか?
ご検討を宜しくお願いいたします。
自分は1971年生まれで、御ブログとは
今のところジャンルもビミョーに離れているの
ですけれども。
今後、記事内容で接点がありしだい
トラックバックもさせていただきたく思います。
是非宜しくお願いいたします。
(追伸:的外れの批判コメントへの困惑記事
思わずうなずいてしまいました。
こういうことやっていたら
仕方ない面もありますよ)
( 2007年08月25日 10:39 [Edit] )
BL | URL | EBUSheBA
リアルタイムに見てた頃は全て「台本どおり」だと思っていましたが、アドリブでの切り返しだったんですねえ。
松本人志はやはり類稀に見る非凡な人材なんだなあ・・・。おそらく「ごっつ」の真の頭脳は松本人志、その頭脳の下に浜田や木村祐一ら他の出演者や構成作家は絶対服従の状態だったんでしょうね。それぐらいじゃないと、「いいもの」は確かに作れないだろうと思います。
ただ、横山やすし師匠の生前にやすし師匠を誹謗中傷するコントをやったときは「やり過ぎだろ」と思いましたけどね。しかし、これはこれで遺恨とかそういうもの以上に「芸人としてのプライド」がこういったコントを作らせた、っていう風にも年月がたった今となっては解釈できる部分はありますが。
( 2006年12月11日 02:58 [Edit] )
6宿 | URL | iX1rXjjY
この番組もある意味、”ピーク時の美学”に当てはまるのではないでしょうか、管理人さん。
いつも思ってましたけどプロ野球とお笑いはとにかく折り合いが最悪ですね。
いつかワンナイで王貞治型ウォッシュレットなんてのが放送されたことがありましたが、
あの時、何が印象に残ったかって星野監督の怒りのコメントでした。
「芸人は仲間内なら勝手にやって構わないが、王さんのような人物を馬鹿にするのは許せん。こっちは真剣にやってるんだ」
この時、俺は「芸人だって真剣なんじゃないのか?」と感じましたね。松本人志のあの時の怒りもここにあったように思えて止みません。
長駄文失礼しました。
( 2006年12月05日 07:11 [Edit] )
XYZ | URL | -
「ごっつ」大好きやった。過激な内容ではあったが。
まだ売れる前の篠原涼子とかYOUが出てたよな。
もう篠原はあんなんやらんよな。個人的には「ミスターベーター」が好きやった・・・。
( 2006年12月02日 17:25 )
キリすけ | URL | -
「ごっつ」かぁ・・・懐かしい
例のプロ野球日本シリーズTV中継遺恨事件が無ければ今でも続いていたのでしょうか・・・
ダウンタウンというか、まっちゃんでしょうね・・・フジTVに余程ご立腹だったのか、「ごっつ」の最終回に「トカゲオヤジ」のなが~いコントを一本延々と番組中流してましたね
それで「ハイ、終わり」って
これが最終回かいっ!て思いましたもんw
( 2006年12月01日 21:47 )
ああ | URL | -
あのときの松本の眼は狂気じみていた
( 2006年12月01日 20:36 )
グリーンヒル | URL | -
ごっつは別格ですね。
まだごっつが、ゴールデンじゃなく、確か日テレの特番でやってて、先輩芸人をこけにするコーナーを強烈に覚えてます。
( 2006年12月01日 18:02 )
ken taro | URL | -
キャシィ塚本の 「チェンジだって言われてね・・・」
をブスッ子倶楽部とあわせてみると 非常に深い気持ちになりました
( 2006年12月01日 18:00 )
しるか | URL | 4TgDU4Ck
ごっつええ感じ
たしかに、ごっつは一時代を築いた番組でしたね。
コントの作りこみとか、コーナー構成とか松本人志の才能とこだわりが感じ取れました。
もっとも、一部日曜のゴールデンタイムにふさわしいかどうか疑問に残る物もありましたけどねw。
( 2006年11月30日 21:08 [Edit] )
コメントの投稿