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「つっぱり大相撲」の3つの快挙

2007年06月06日 23:32

家庭用ゲームソフトにおいてスポーツというジャンルは、もはや王道中の王道である。
野球、サッカー、ゴルフ、テニス、それぞれにいくつもの代表する家庭用ゲームソフトが思い浮かぶ事でしょう。

しかし、ふと思った。
相撲を題材としたゲームは家庭用ゲームソフトでは何があるのかと思い返してみると、ひとつしか思い浮かばなかった。

oozumou.jpg

つっぱり大相撲』 ファミコン (1987年 テクモ)

これだけである。あのナムコのファミリーシリーズ(ファミスタ、ファミリーテニス、ファミリーボクシングなど)でさえも、相撲には手を出さなかった。
相撲はそんなに不人気なスポーツだっただろうか?

いや、千代の富士黄金期、若貴ブームなど人気が絶頂だった黄金期を過ごしてきたはずだ。
それにしては相撲ゲームは圧倒的に少なすぎる。
そんな背景を踏まえて、このつっぱり大相撲には3つの快挙があったといえる。


家庭用ゲーム機として初の相撲ゲームに挑戦、成功という快挙
相撲は土を付いたら負けというルールもあり、押し出したら勝ちというそのスタイルは、ゲームにしたとき非常に地味になってしまいます。当時のファミコンの世界で奥行きや斜めの動きを再現するのは困難で、各メーカーが放棄した相撲というジャンルで唯一成功をおさめたのです。
これが一つ目の快挙であり最大の快挙ともいえる。感服するのがそのゲームバランスで、15試合全勝はほぼ不可能に設定されており、後に記述する逆転一発技で起死回生の金星が狙える。それだけでも、十分すごいのだが、このゲームには他にもあまり知られていない、その後のゲームに影響を及ぼした快挙ともいえるシステムがあった。


漢字の使用の快挙
ファミコンは容量の関係で、漢字はなかなか使えなかったが、このゲームでは45文字と制限はあったものの、海や山など相撲で多様される漢字が多く採用され、しこ名には困らなかった。
「百代富士」「大腹黒」「手雲山」などの名前が記憶のどこかで苦痛の思い出と共に眠ってはいないだろうか?

 
元祖格ゲースタイルを築いた快挙
「ぶれーんばすたー」「じゃーまんすーぷれっくす」のプロレス技とまわしを取ってしまう「モロダシ」の禁じ手。相撲の地味さを吹き飛ばすテクモのアイディア勝ちだったと思う。これらの技をだすにはコマンドが必要だったのを覚えているだろうか?
体力ゲージによる優越の表示、1対1でコマンド方式による技の優越。後の格闘ゲームにかなりの影響を与えていたのだ。
burenbasyta1.jpgmorodasi1.jpg



テクモといえば、「キャプテン翼」(ファミコン版)が思い浮かぶ人も多いと思いますが、その独自のゲーム性はあの当時は他に類をみない独自なゲーム性であったと思います。「つっぱり大相撲」はこの「キャプテン翼」の製作中に急遽発生したプロジェクトで、たった2ヶ月という短期間で仕上げ、キャプテン翼よりもはやくリリースしてしまったというのです。そういえば、エンディングでパレードの沿道の中に翼くんがいた様に記憶しています。
注目すべきは困難といわれた相撲の当たり判定のプログラムが、行き詰まっていたキャプテン翼の勝敗判定システムにそのままうまく当てはまってしまったというのです。悪いことはさらに悪いことを呼ぶように、成功もおもしろいようにスパイラルしていくようです。

それにしてもテクモとはヒット数こそ少ないですが、「マイティボンジャック」のように他に類を見ない作品を排出した記憶に残るメーカーであったといえます。







コメント

  1. んんー | URL | -

    >無銘さん

    やはりコントローラーを
    まわし掴み風に両手に握って投げてみたい。

    でもツッパリとかに移行できないか。
    猫騙ししたらコントローラー壊れる、とか。

  2. ぺるそな~ | URL | -

    いつも楽しく読ませてもらってます
    テクモといえば、球体状のコントローラーの
    サッカーも素敵なゲームでしたw

  3. 高森淳 | URL | -

     昔SFCに横綱物語なるものがありました、これも育成モノで、ゲーム上どんな力士も関取になれるため本当の勝負は十両からです。
     「曙」→「暁」、「伊達の花」「輝の花」→若貴兄弟となっています。良くも悪くもスーファミ時代なゲームでした。

  4. 無銘 | URL | -

    んんーさん
    wiiで出てますよ。バーチャルコンソールですけど。(そういう意味ではない)

  5. | URL | -

    持ってる持ってるw
    これ豪快に投げ飛ばす技とかもあったよね

  6. んんー | URL | -

    これ、ウィーで出ないかなぁ。
    両手にコントローラー握って・・・

  7. 64bit | URL | -

    一応の補足ですが、ナムコは92年にスーパーファミコンで
    「スーパー大相撲熱戦大一番」というソフトを出しています。

    ファミコンでも他に
    「寺尾のどすこい大相撲」(89年/ジャレコ)
    「千代の富士の大銀杏」(90年/フェイス)
    「SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所」(90年/バンプレスト)
    などの怪作が存在しています。

    どちらにせよ、相撲ゲームで完成度の高い作品は少ないことに変わりはありませんがw

  8. マグナカルタ | URL | -

    2000年にコナミから出た「日本大相撲」というPSのゲームはご存知ではありませんか?
    これは部屋の親方になって弟子を育てるのが目的の育成ゲームですが。
    翌2001年には同じくコナミからPS2で「日本大相撲激闘本場所編」という、格闘型のゲームも出ています。

  9. | URL | -

    なつかしい…

    つっぱり大相撲…いやぁ懐かしい。テクモのゲームは結構好きでしたが(ボンジャックもキャプ翼もやりましたよ)、スーパースターフォースは難しすぎてなげました。

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[ゲーム] 「つっぱり大相撲」の3つの快挙 : 80年代後半~90年代前半を回顧するブログ

いまもある会社にこんな事言うのも失礼ですが、「マイティボンジャック」「ソロモンの鍵」「キャプテン翼」「つっぱり大相撲」と、この時代のテクモ黄金期のゲームは素晴らしいです。「アルゴスの戦士」や「忍者龍剣伝」もテクモでしたね、なんか後のテクモのイメージとは



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